例年、この季節に地元企業様の二社から、食品のご寄付をいただいているということで、贈呈式の取材とともに、「桑名こども食堂ネットワーク様」(以下、敬称略)の代表で、NPO法人太陽の家の理事長も務める対馬あさみ様に、お話をうかがいしました。
桑名こども食堂ネットワークの始まりは、2016年のこと。同年、桑名市内でこども食堂を始めた、【太陽の家 桑名こども食堂】、【善西寺おてらこども食堂】、【子ども食堂わくわくフレンズ】の3つの団体が母体となりスタートしました。
2016年は、三重県でのこども食堂元年。
今や全国で9000を超えるこども食堂ですが、当時は全国的に見ても300程度しか存在せず、こども食堂同士で様々な情報交換や協力体制を構築するため、ネットワークを立ち上げたそうです。桑名市で、3団体で始めたこども食堂ネットワークも、現在では12団体が所属して、それぞれ、活発に活動しています。
こども食堂と一口に言っても、活動内容は様々です。
参加者の人数は数人から二百人も超えるこども食堂まで、幅があります。
また、こども食堂の他にも、パントリー(食品配布会)や学習支援、子どもの居場所、季節のイベント、個別家庭の見守り訪問など、団体ごとに特色のある活動をしています。
そんな、桑名こども食堂ネットワークに、数年前から継続してご寄付をいただいている地元企業様が、小杉食品様と貝新物産様です。
小杉食品様は、2020年から納豆のご寄付をいただき、今年で5回目。
毎年、納豆の日(7月10日)の近く(今年は7月6日)に、贈呈式が行われています。贈呈式には、納豆や関連商品の即売会も行われており、多くの人で賑わってました。
貝新物産様は、2021年から時雨あさりのご寄付をいただき、今年で4回目。
毎年、佃煮の日(6月29日)に、贈呈式が行われています。今年は、貝新物産様の他、桑名市観光協会様からは安永餅、パスタ・デ・コンチェルト様からはクッキーが、併せて贈呈されました。
その他、どんな企業様から、桑名こども食堂ネットワークにご寄付があるのかお尋ねしたところ、ヤマモリ様からは、毎月、継続していただいているとのことでした。調味料は、どのご家庭でもありがたいですし、釜飯の素や炊き込みご飯の素は、本当に美味しくて、便利ですよね。
他にも、昨年から、桑名西ロータリークラブ様から現金のご寄付いただいたり、地元企業様がフードドライブを開催して集めた食品など、様々な形でご寄付をいただいているということでした。
※フードドライブとは?
最後に、地元企業様に向けて、お伝えしたいことをお聴きしました。
いつも、ご支援、ありがとうございます。桑名こども食堂ネットワークでは、現在、12の団体が活動しています。それぞれに、活動内容、活動日、必要とするものが異なるため、個別に繋がっていただくのも、いいかなと思います。
どんな人達が運営し、どんな想いで、どんな活動をしているのかを知っていただくことで、より、現状を知っていただくことができます。 また、ボランティアとして参加いただくことで、子どもたちと顔が見えるコミュニケーションが可能になります。
地元企業様からの継続的なご支援は、私たち、こども食堂を運営する者にとって、あらかじめ、予定を組むことができ、とても助かっています。
今後とも、地域の子どもたちのために、ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
いつも、ありがとうございます。